技術・開発体制 技術・生産体制

品質・納期・コストを左右する「工程設計力」

製品開発において重要なのは、単に「作れるか」を判断することではありません。
設計段階から製造工程までを見据え、品質・コスト・納期のバランスが取れた最適な製造条件を検討。複雑形状や軽量化、工程短縮などの課題に対し、「最も良い条件でどう作るか」まで提案できる工程設計を強みとしています。

試験前に結果を予測し、無駄なコストを削減

CAE解析(シミュレーション)を活用し、設計段階で製品性能を事前に検証しています。応力や変形を可視化することで、量産後のトラブルや手戻りを未然に防止。経験と技術に基づくアイデアもシミュレーションで検証し、根拠に基づいた最適な設計を実現します。

お客様へのメリット

  • 試作回数の削減(コスト削減)
  • 開発期間の短縮(納期短縮)
  • 不具合リスクの低減(品質向上)

設計・解析・評価がつながる開発のサイクル

当社では、設計・解析・試験・原因解析を分断せず、一つの流れとして連携させることで、品質と開発効率を高めています。
単なる設計対応ではなく、「不具合を事前に防ぎ、最適な設計へ導く仕組み」を構築しています。

01

設計体制(人とスピード)

技術部には25名のエンジニアが在籍し、案件ごとに最適な体制を構築。
複数案件にも柔軟に対応できるため、スピードと品質を両立します。

02

3D設計(CATIA)

3D CAD(CATIA)を活用し、複雑形状や高精度製品に対応。
3Dデータを起点に設計・検証を行うことで、設計段階から成立性を確保します。

03

CAE解析(シミュレーション)

応力・変形などをシミュレーションにより事前検証。
経験や勘によるアイデアもシミュレーションで検証を行います。

04

試験・評価(社内試験室)

社内に試験室を保有し、設計→試験→改善を迅速に実施。外部委託に依存せず、スピーディーな検証が可能です。

樹脂埋め機、研磨機
顕微鏡
05

材料・疲労評価(高度設備)

X線残留応力測定装置 や高温引張圧縮型疲労試験機 により、材料特性や疲労挙動を詳細に評価。

X線残留応力測定装置
高温引張圧縮型疲労試験機
06

原因解析・フィードバック

破面観察などにより破損メカニズムを解析し、設計・製造へ即時反映。
設計・製造で連携をとって、不具合の再発防止まで対応します。

表面処理状態確認
SEM観察結果

信頼性の高いデータ取得を可能にする設備

ニチダイが保有している設備は、金型および鍛造に関する各種試験・評価に対応できるよう整備しており、基礎試験から応用研究まで一貫した検証が可能です。各種測定・分析機器や試験装置を活用し、要素技術の高度化と新技術の創出に取り組んでいます。

卓上SEMによる高精度評価体制

卓上SEM(走査型電子顕微鏡)を導入し、金型および材料の評価精度向上に取り組んでいます。
本装置は、X線(EDS)による成分分析や高倍率観察が可能であり、微細領域の詳細な解析に対応しています。

卓上SEM(JCM7000(日本電子様))

使い方

  • 金型や部品の微細構造観察(ひび割れ、欠陥、表面粗さなど)
  • 破面解析による摩耗・破損原因の特定
  • X線(EDS)による成分分析で材料組成や異物混入を確認
  • 新材料・表面処理の評価や開発支援

お客様へのメリット

  • 微細な部分まで観察でき、問題の原因を迅速に特定可能
  • 成分分析が可能で、材料選定や不具合対策に役立つ
  • 高倍率観察で表面加工やコーティングの効果を正確に評価
  • 一般的な金型メーカーでは導入が難しい高性能設備で差別化

高温引張圧縮型疲労試験機

金型材・鍛造材の特性を、高温環境下で詳細に評価できる試験設備です。
社内で測定まで完結することで、迅速な検証と信頼性の高い製品開発を支えます。

高温引張圧縮型疲労試験機

使い方

  • 金型材の評価(熱処理後の特性評価、表面性状評価)
  • 鍛造材の評価
  • 高温環境下での各種評価試験

お客様へのメリット

  • 評価・測定を自社内で実施できるため、迅速な対応が可能
  • 高温環境下での試験が可能(加熱炉を保有し、高温試験まで対応できる金型メーカーは少ない)

高温摩耗試験機による材料・金型評価

最大1,000℃まで測定可能な高温摩耗試験機を導入し、金型や材料の耐摩耗性評価を実施しています。
高温下での摩耗挙動を定量的に評価できるため、実際の使用環境に近い条件での性能検証が可能です。

高温摩耗試験機

使い方

  • 金型材料や被加工材の摩耗特性評価
  • 高温環境下での摩耗挙動や耐久性の測定
  • 新素材や表面処理の性能比較

お客様へのメリット

  • 最大1,000℃まで測定可能で、実使用条件に近い評価が可能
  • 摩耗量や摩耗速度を定量的に把握できる
  • 製品寿命の予測や不具合原因の特定が可能
  • 高精度な試験により、開発期間の短縮と品質向上を支援

試験機一覧

試験機名 試験内容 導入年
材料試験機 引張・圧縮試験(50トン) 1994年
マイクロビッカース硬度計 金型・鍛造品の硬度測定 2015年
X線残留応力測定装置

金型・鍛造品の残留応力測定/残留オーステナイトの測定

2017年
高温引張圧縮型疲労試験機

高温および室温での疲労試験(5トン)/引張・圧縮試験(6トン)

2017年
卓上SEM 試料表面の微細構造観察 2020年
高温摩耗試験機 高温環境下での材料摩耗特性評価 2020年

お客様へのメリット

  • これらの設備を活用することで、製品開発や材料評価における信頼性の高いデータ取得が可能です。
  • お客様の課題やご要望を丁寧にお伺いし、試験計画の立案から試験の実施、結果のご提供まで、柔軟に対応いたします。
  • お客様のニーズに合わせた最適な試験方法をご提案し、製品開発や材料評価をサポートします。

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技術・試作のご相談、お見積りのご依頼など、お問い合わせをお待ちしております。
ニチダイの豊富な設計・製造技術を活かし、お客様の課題解決に最適なご提案をいたします。

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