お客様事例 製品情報

CASE1 金型寿命の改善

課題

金型が欠け・割れた状態
  • 精密鍛造金型では、ショット数を重ねるにつれて欠け・割れが発生していた。
  • 金型交換頻度の増加が課題であった。

対策

焼入れ方法をガス冷却から油冷却に変更し、加熱温度と保持時間を見直しました。

対策前(ガス冷却) 対策後(油冷却) 対策後(油冷却)
焼入れ加熱温度 1145℃ 1120℃ 結晶粒微細化(靭性向上)
焼入れ加熱保持時間 42分 32分 結晶粒微細化(靭性向上)
焼入れ冷却 ガス冷却 油冷却 粒界炭化物析出抑制 ベイナイト成長抑制(靭性向上)

効果の検証

01 白く粗いベイナイトから
微細なマルテンサイトに改善

ガス冷却

白く粗いべイナイト

油冷却

微細なマルテンサイト
02 金型靭性の向上により
衝撃値が約3.4倍向上
シャルピーの衝撃値の結果

結果

熱処理条件と焼入れ方法の見直しにより、組織を最適化。
シャルピー衝撃値が約3.4倍に向上し、その結果、金型寿命を約 2.8倍 に延ばした。

金型寿命が約2.8倍に向上

CASE2 バルブリフターの一体形成を実現

課題

ふちが太く、全体的に空洞が少ない
(熱間鍛造形成のイメージ図)
  • 熱間鍛造成形では加工取り代が多い
  • 軽量化・薄肉化と強度確保の両立が困難
  • エンジン部品の要求仕様を満たすことが困難

対策

成形解析と金型設計のノウハウを融合し、冷間鍛造による一体形成を実現

  1. 成形解析を実施

    自社内で成形解析を行い、
    金型強度リスクを事前に把握

  2. 金型構造を最適化

    解析結果をもとに
    金型構造を最適化

  3. 最適な工法を提案

    最適な工法・条件を設計し、
    冷間鍛造成形を実現

  4. 試作・量産化

    高精度・高強度な部品の
    量産化を実現

結果

  • 冷間鍛造成形を実現

    開発初期段階では困難とされた冷間鍛造による 一体成型を確立。

  • 加工取り代を削減

    高精度な成形により、加工取り代の削減を実現。

  • 強度性能確保

    軽量化・薄肉化の強度性能確保し、エンジン性能向上に貢献。

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