NDTの主役はタイ人スタッフ。
「良きサポート役」として、ともに挑戦を。

河野 伸吾Shingo Kouno

ニチダイタイランド(NDT)
Production Expert Assembly 2007年入社

INTERVIEW 01

実現した全社初の量産型自動生産ライン。
「誰でも良い製品がつくれる」シンプルさを追求。

将来の需要拡大を見据えて、量産型自動生産ラインを立ち上げる――。そのプロジェクトリーダーをいま、海外生産拠点・NDTで務めています。生産設備は完成し、これからいかにスムーズに運用していくかが、私のミッションです。生産するのは、自動車のターボチャージャーの構成部品です。日本でも班長として生産ラインの管理を経験しましたが、タイでは生産設備の維持・管理から構成部品の発注計画・管理、品質・安全管理、さらにお客様や協力会社との連携、日本との情報共有まで、幅広い仕事を行っています。「一人何役」もこなしていく必要があります。大変ですがとても充実していますし、自分なりに成長も実感しています。ただ、人の入れ替わりが激しいタイでは、高品質で均質な生産をコントロールする難しさもあります。新しい生産ラインの設備にも、作業ルールを守ればボタン一つで「誰でも、同じ良い製品がつくれる」シンプルさを追求し、仕組みにも工夫を凝らしました。タイでも人海戦術から自動化が大きなテーマとなっています。教育用設備も導入し現地スタッフのスキルアップにも力を入れています。

INTERVIEW 02

日常会話はゼロから覚えたタイ語で
スタッフの心を動かし、信頼を深める。

タイに来て1年半、いつも忘れずに心がけているのは、NDTの主役は工場長をはじめ約200人いるタイ人スタッフ、だということ。彼らが主体的に成果を生み出せるよう、良きサポート役を果たせたら、と。それでも、駐在する日本人のコメントがNDT全体や個々のプロジェクトの動向を左右するので、より慎重に考えて発言し、日常会話はなるべく通訳を介さずにタイ語で話しています。一人ひとりの顔と個性もわかるようになって、全く話せなかった私もいまではタイ語での応答が出来るまでになりました。どんなに良いことでも、伝わらなければ相手の心を動かすことはできませんし、それは日本もタイも、世界中で同じでしょうね。嬉しかったのは赴任直後、設備トラブルでタイ人のメンテナンススタッフが困っている時に、すぐに解決して「凄いね!コウノさん」と言ってくれたこと。信頼関係を築く一歩を踏み出せた瞬間でしたし、さらに互いに深まっている手応えがあります。ニューイヤーパーティーで、音楽をガンガンにかけて一緒に踊るのも、最高に楽しいですよ。とても愉快なタイ人スタッフと一緒に、これからもNDTで一つずつ、挑戦テーマをクリアしていきます!

SCHEDULE一日の流れ

(出社)7:45
始業準備、駐在員間でのコミュニケーション

自宅があるシラチャから車で30分。職住近接でとても便利です。

8:25
全社員とラジオ体操
8:30

始業、夜勤の生産実績の確認、製造現場の確認、タイ人スタッフとのコミュニケーション

9:00~17:30

現場の生産状況、安全、品質の確認や、改善活動の推進、日本とのWEB会議など幅広い仕事を行っています。

17:30
終業・退社

帰宅後は息子とのお風呂タイムや、妻との語らいタイムなど、家族との時間も大事にしています。海外で思う存分仕事ができるのは、家族が元気でいてくれるからです。

(番外編)

シラチャは海と山がある自然豊かな街で、家族暮らしには快適な環境です。日本人の人口密度が世界一高い街と言われ、日本の大手スーパーや日本食の店も多く、不便はないですね。沖縄のようなきれいな海で、釣りを楽しんでいます。パッタイやソムタムなど、日本人にも人気のタイ料理はやっぱり美味しいですね。必ず恋しくなるからと、妻に調理法を勉強してもらっています。

REASONニチダイを選んだ理由

きっかけは野球部です。大学卒業後も野球をしたくて、社会人野球の強豪であるニチダイを選びました。将来、海外で仕事をするとは想像していませんでしたが、真摯に取り組む姿を見ていてくれて、チャンスを与えてもらえたのかな、と。きっかけは一人ひとり違っても、自分らしさを発揮しやすく、世界の舞台へ飛び出すチャンスもある会社です。タイの日系企業では20代、30代の人が数多く活躍し、日本ではできないことを経験し、成長しています。海外で働くこともぜひ、おすすめしますよ。

NEXT STAGE チャレンジしたいこと、ユメ

海外生産拠点のスタンダードになる“ものづくり”を実現

タイ人スタッフ主体で、より良い運用ができるようにすることです。治工具の管理や生産設備の取り扱いから、トラブル時のスピードある適切な対応まで。日本人がいなくても、混乱せずに整然としたものづくりができる。そんな環境と体制をしっかりとつくり上げ、後任の駐在員がもっと楽に仕事ができるようにしてから、後を託すつもりです。将来的には、兄貴分の日本に負けないものづくりのシステムを創り上げて、超えていくことも目指したいですね。すでにIoTのベースづくりも進めていますし、NDTで構築した仕組みが新たな海外生産拠点のスタンダードになって、単なる自動化ではなく自働化を追求することで、高品質なものづくりが世界中のどこでもできるように。さらなる「グローバルなニチダイ」の実現につながっていけば、嬉しいですね。

RECRUIT株式会社ニチダイ
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