前例がないことへの挑戦
アプローチは正しいか、最短距離か。

竹下 和也Kazuya Takeshita

ニチダイアジア 2013年入社

INTERVIEW 01

「自分じゃなきゃ」という想い
「これまでにない鍛造」を、自らの手で

今までは冷間鍛造では作れなかった成形品を、冷間鍛造で生産するための、新たな金型や工法の開発に取り組んでいます。私が現在担当している成形品も、今までは切削や溶接などの加工で製造されており、それらを冷間鍛造に置き換えることが出来れば、手間もコストも削減することができます。
難しいところは、カタチが出来ればそれで良いというわけではなく、大量生産した際のコストや強度といった課題もクリアしなければいけないんです。
開発のプロセスにおいて、正解は一つでは無いので、担当者によって考える工程や工法は異なってきます。私も「自分じゃなきゃ、この工程や工法はつくれない」という強い想いを持っています。この想いを感じられるところが、この仕事の面白さでもあります。
自分が描きあげた図面をもとに金型が製作されると、いよいよプレス機での試作に入ります。一度の試作で上手くいくことは少なく、試作と評価検討を繰り返すことにより、改善を図っていきます。自分が思っていた形状のものが、ズバリ出来た時はとてもうれしいです。開発課として期待されている事に対する責任感は、成長と進化の糧になっています。これからも、「自分じゃなきゃ」という想いを大切にし、新たな工法、工程の開発にチャレンジしていきます。

INTERVIEW 02

失敗やプロセスも、技術力。
「みんなで、よりよいもの」がニチダイの強み。

いまのアプローチが正しいのか、最短距離なのか。その判断が難しい時もありますね。今携わっている案件は、私が担当して5年、その前にさらに5年で足かけ10年、開発は現在進行形です。
この5年間、私も過去の解析データや経緯の把握から始めて、誰もやっていないことに挑んだ記録を詳細なデータとして残してきました。試行錯誤を繰り返してきたことによって、技術的な資産を築いてきたと思っています。まずは自分で考えますが、壁に当たった時は先輩に意見を求めています。「みんなで、よりよいものを。」それがニチダイの良さです。先輩たちも自分なりの想いや知見を持っていますから、困ったことがあっても何とか実現できる方向へと導いてくれるんです。「無理やな」「あきらめろ」ではなく、「こうした方がいいよ」と。それがまた、新たに「自分なら、こうする」と考えるヒントにつながっていきます。簡単に妥協せず、常に最善を追い求め、何とか実現しようという姿勢が、ニチダイの最大の強み。それは言葉ではなく背中で感じてきましたし、私の背中も後輩たちの良きお手本になっていったら、嬉しいですね。

SCHEDULE一日の流れ

(出社)9:00~12:00
朝礼/解析(シミュレーション)

解析ソフトウエアを使ってシミュレーションし、結果を分析します。解析スキルは入社後の研修で学びました。

(昼食)12:45~15:15
図面作成

仕事のバランスは、解析と図面作成、資料作成でちょうど3等分という感じです。設計の基礎知識は、社内での研修や、外部の講習会に参加し学びました。外部の講習会にも参加し、スキルを磨いていくことができますよ。

15:30~17:45
ミーティング、資料作成

毎週1回、開発課でミーティングを実施しています。課題や検討事項などを報告し、互いに意見も出し合います。アドバイスは貴重ですが、大事なのは「どうしましょう」ではなく「こうしたい」と、最初は自分で考えることですね。

REASONニチダイを選んだ理由

学生時代に、鍛造成形の映像を目にする機会があったんです。上下の金型に素材を挟んで、カタチが出来上がる。それを見て、「凄いなあ!」と興味を覚えました。就活では冷間鍛造で知名度も技術力も高いニチダイの魅力に惹かれました。説明会の雰囲気も「自分に合うし、長いことやっていけそうだな」と思えました。その直感に、間違いはなかったですね。入社後、学会などで「ニチダイさんの技術、本当に凄いよね」と言ってもらえることが多いのは嬉しいですし、その誇りがモチベーションにもつながっています。

NEXT STAGE チャレンジしたいこと、ユメ

未来につながる、そう実感できる挑戦を積み重ねたい

何よりもまず、いまの開発テーマを実現させることですね。一つの部品をカタチにするところまでは進みましたが、まだ解決すべき課題が残っています。ゴールが見えなくなったり、今どこにいるのか現在地を見失いそうになったりで、手ごたえは3割ぐらいでしょうか。それでも挑戦し続けるのは、技術者としていま自分がやっていることを着実に積み重ねて残していけば、必ず何か次につながる、と思えるからです。そういった積み重ねは、ものづくりを行っていく上で必要不可欠であり、一番大事なことだと思うんです。自分の積み上げてきたものが、未来につながる。そう実感できる仕事に、上司や先輩、後輩たちと力を合わせて取り組んでいきたいですね。

RECRUIT株式会社ニチダイ
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