最適なプログラムでイメージ通りに
削り加工の「精度」に挑む。

川口 大輔Daisuke Kawaguchi

ネットシェイプ事業 製造3課 2016年入社

INTERVIEW 01

どの工具を、どんな動きで走らせるか。
トライ&エラーの先に、面白さを実感。

こんなに高い精度で、削り加工をしているのか…。入社後、真っ先に驚いたのが精度でした。加工図面にも千分台の寸法が書いてあるなんて、学生時代には見たことがなく、初めて見ました。いま、その高精度な加工を可能にする、マシニングセンタの加工プログラムの作成を担当しています。まずは、3DCADで平面の図面から立体モデルをつくります。それから材質や寸法に合わせて、削り加工に最適な工具や加工方法等を選んでいきますが、最初の頃はプログラム上のイメージ通りにならなくて、わからないことだらけでした。トライ&エラーの繰り返しで苦労しましたが、そのうちに「この材質の硬さなら、あの工具をこんな動きで走らせてみよう」と、自分なりに考えるのが楽しくなり、加工もイメージ通りに近づくようになりました。まずやってみて、わからなければ先輩に聞いてアドバイスをもらう。そうすることで経験値という財産を得ることができましたし、職場の皆さんが辛抱強く見守ってくれたおかげだと思っています。

INTERVIEW 02

加工の「舞台裏」を知る楽しさ
何でもメモした手帳は大切な財産。

材質や工具、走らせ方などの最適な組み合わせを見極めるのは、やはり経験がものを言いますね。私はまだ経験が浅いので、そこが一番苦労している部分ではあります。最終形状や精度は同じでも、無駄の少ない動きや工具に負担のない加工など、いろんな知恵と工夫を凝らす醍醐味があり、やりがいにつながっています。もう一つ、加工プロセスを知ることが出来るという密かな楽しみがあります。
工程的には、プログラムをつくり、マシニングセンタのスイッチを押せばカタチが出来上がりますが、その舞台裏の「こうだから、こうなる」という加工プロセスの面白さに目覚めた、というか…。それがわかっているから、「次は、こうしてみよう」と、次につながるものづくりを意識できるようになってきたと感じています。その意味でも、わからないことや気づいたこと、もらったアドバイスなどは、何でもすぐにメモするようになりました。受験勉強のように、特に大事だと思うところは赤字にして、自分の頭の中に刷り込む感じですね。入社時にもらった「ステートメントハンドブック」はどのページもメモだらけで、自分にとって成長するためのヒントが詰まった大切な財産となっています。いつの日かニチダイにとってかけがえのないエンジニアになれたら、嬉しいですね。

SCHEDULE一日の流れ

(出社)9:00~9:10
朝のミーティング

CAMチームの全員で、1日の仕事スケジュールを確認、報告し合います。

9:10~11:45
CAM作成

一つの製品でも立体面ごとに加工する時は、立体面ごとのプログラムを作成することになります。任される加工内容はどんどん複雑になってきていますし、お客様からの要望が複雑・高度化していっても、対応できるようにスキルを高めていく必要があると感じています。

(昼食)12:30~17:45
CAM作成

昼休み後の5S活動を終えてから、再びCAM作成にあたります。
5Sとは、整理・整頓・清掃・清潔・躾を指し、ニチダイでは昼休み後の15分間が、身の回りの整理整頓といった、5Sに取り組む時間になっています。

REASONニチダイを選んだ理由

就活のインターンシップで、ある金型メーカーの工場見学に行った時、想像していなかったものづくりに出会いました。ハンマーでひたすら叩き続けるとか、ベルトコンベアの流れ作業とか、そんなイメージとは全く違う、一品一様の金型づくりの面白さがあると知りました。その後、学校で開催された企業説明会で、ニチダイの話を聞いて、金型への興味がより深まりました。出身校から、毎年先輩がニチダイへ就職していたので安心感もありました。
就職する際は、自ら考え、工夫をしていける仕事に就きたいと思っていました。
いま、自分で考え、工夫する仕事の醍醐味を味わえていると実感出来ています。

NEXT STAGE チャレンジしたいこと、ユメ

「CAMのミスに、加工現場は気づけない」。心に刻んでいる、上司からもらったアドバイスです。マシンの動きや加工製品の形状はいつもプログラム通りですから、プログラムにミスがあれば材料も製品も時間も、すべてロスすることになります。ミスを生まないように、いつも自分がつくったプログラムを指差呼称のように「よし、大丈夫!」と一度、心の中で確認してから、現場にデータを送っています。これからは後輩も増えていきますし、何か聞かれても的確にわかりやすく答えられるようになりたいと思っています。先輩をお手本にしながらも、教えてもらったことに、自分なりの考えや工夫をプラスして、アウトプットの品質を高めていきたいですね。

RECRUIT株式会社ニチダイ
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