自分の成長を感じられる
ものづくりの醍醐味

佐竹 駿吾Syungo Satake

アッセンブリ事業
技術課 2012年入社

INTERVIEW 01

自らの手で創り出す
「プラモデル感覚」の楽しさを実感。

私が所属しているアッセンブリ事業部では、ガソリン車やディーゼル車に搭載されているターボチャージャー部品の組立てを行っています。その中で技術課という部署に所属し、主に試作品の製作に携わっています。お客様の試作品図面の仕様を確認し、部品調達用の図面の作成、組立治具の設計、組立条件のテストなどを行っています。ターボチャージャー部品の組立てには「かしめ・圧入・溶接」の3つのコア技術があるのですが、その中で特に苦労するのが溶接です。初めて溶接する材料の組立条件を見つけるために、割れの有無や溶け込みの深さ、破壊時の耐荷重で評価するのですが、その見極めが本当に難しいんです。ですが、条件を決めることができたときにはなんとも言えない喜びがあります。試作品の組立ては一つひとつ手作業で行うため、いわばプラモデルを作る感覚に似ていると思っています。自分の手の中で少しずつ完成させていく様子に楽しさを感じています。

INTERVIEW 02

「閃き」は成長の証し
つくりやすさも考えた設計を。

最初は試作品ごとの専用治具をつくるだけで精一杯でしたが、最近では、いろんな試作品に使える汎用性の高い治具を、ふとした時に閃くようになりました。ただ、設計のことだけを考えていると、治具が製作しにくかったり、コストが高くなったりすることがあります。先輩からも「コストはもちろん、つくりやすさも考えた設計を」とアドバイスをもらい、閃いた設計構想に、コストやつくりやすさを加味した、もう一段階上の設計を心がけるようになりました。「閃き」が起こるようになったことで、成長してきているという手ごたえを実感しています。
新しく設計した治具を確認し、使い勝手の良さを感じたときの嬉しさは、次へのモチベーションにつながっています。とは言っても、まだスキルも仕事の面白さも、山登りに例えれば5合目ぐらいかな、と。まだまだ未知の領域も多いですし、もっと自分なりの工夫ができるようになればと思っています。これからは、私が経験してきたことを若い後輩たちに伝え、指導していくステージにも立っていきます。ニチダイの強みである「冷間鍛造の技術力」と、私なりにつかんだ「アッセンブリの醍醐味」をぜひ、皆さんにも実感してもらいたいですね。

SCHEDULE一日の流れ

(出社)9:00
朝礼/メールチェック

技術課内で、全社的な動きや、新規受注案件の情報などを共有。

9:30~12:00
仕様・図面の確認

新規試作品の設計図、仕様を念入りに確認。試作品の製作スケジュールの検討を行うことも。

(昼食)12:45~15:15
調達部品の図面作成

調達部品の設計図を作成。必要に応じて、自ら溶接やかしめなどのテスト作業を行うこともあります。

(休憩)15:30~17:45
組立治具の設計図を作成

新しい治具を設計する際は、組立品質の安定性や作業性にも配慮しています。これまでにない構造をした治具の設計には時間がかかりますが、やりがいも大きいです。

REASONニチダイを選んだ理由

就活の第一希望に挙げたのは「地元・京都の企業」と「技術職」でした。そこから就活サイトでさまざまなメーカーを調べて企業研究をしている内に、学校でも学んだことがあった「鍛造」に興味を抱くようになりました。自分なりに調べた結果、「鍛造」の重要性に気づき、「面白そうだな!」と思い、その技術力で世界的にトップクラスにあるニチダイに辿り着きました。京都の企業ということで何かの縁を感じましたし、「ここなら、エンジニアとして高いスキルを身に付けられる」と思えたことが、決め手になりましたね。

NEXT STAGE チャレンジしたいこと、ユメ

「エコ」に貢献するVGターボチャージャー用部品は、今後ディーゼル車やガソリン車の減少とともに、転換期を迎えていきますが、逆に言えばまだこの先20~30年は「なくてはならない事業」であり続けるとも言えます。その間に、どんな事業変革を技術力で創り出していくか、その一翼を私たちの世代が担っていくことになります。視野を広げて自動車業界だけでなく、医療業界など他分野に関する知識も吸収し、技術を活かす可能性とチャンスをみんなの力で切り拓いていく。それが私の挑戦したいことであり、私の夢です。

RECRUIT株式会社ニチダイ
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